へしおれたじそんしん

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リコリス・リコイル感想戦・10話

なぜ急に感想戦を?


綺麗な絵で誤魔化しが効かないほどの世界の歪みがあらわになってきた感じがあります。
限界が示されてしまった千束を救う手だてをなんとか見つけたいクルミとミズキ、それを見つけて他人の時間を奪いたくないとやめさせる千束、閉店する喫茶リコリコ。
命だいじにと言い続けてきた千束が自分のいのちに関しては諦めきっているのがなんだか嫌だなと思う。

吉松は理想に殉じる覚悟があるように見えてじつは全部運任せにするつもりじゃないか?
わからん、最強と最強をぶつけて勝ったほうが正しいシステム、そんなふうに思っているんじゃないかと邪推しています。

「こういう時のために錦木千束を飼っていたんだろう?!」という上の人(アレは誰なんだ?)、さすがになんか安全保障システム的に不安定すぎることを言っている自覚がないのかな?
そもそもずば抜けた戦闘能力のある人間がいるからといってなにか物事が起こってからじゃどうにも対応ができなかろうと思うんだよな。

DAもむかしむかしから何かやらかしそうな人間を前もって始末することである程度の治安を維持してきたんだろうなあ。推測で動くシステムは一手見誤ると一気に後手後手に回って手玉に取られがち、と思っていたら案の定当てが外れてなんもできなくなっちゃってて、泣きつく先が鉄砲玉ひとり。
よく組織として体制が続いてきたなあと思ってしまった。

首都圏一斉サバイバルシューティングが始まっちゃったけど大丈夫か? ちゃんと着地できる? 真島の目的がいまだに明らかになってないのが不安ではある。
10話時点ではリコリスについて公表し血塗れの仕組みを暴いてやろうというのが目的に見える。正しさを押し付けようとするアラン機関がやっていることにも疑問を持っていて、破壊しようとしている。
電波塔の頃からなにかしら反社会的な意志を持っていたんだろうけど、そこでたった一人の女の子に反抗を阻止されて恨みを‥‥というには社会を知らなさすぎる気がするんだよな。電車のテロまで事件がもみ消されるということを知らなかったし、リコリスについても知らなかったような。
電波塔のテロのときには目に包帯を巻いているが聴覚が優れている描写がある。「視覚をなくしたが(先天的か?)異常な聴覚を見出されてアラン機関から治療を受け、なんらかの使命を与えられた」後に起こした事件であると解釈していいんだろうか?

アラン機関が国際的な組織であるなら、戦争やテロで苦しんでいる国々があるのに超法規的暗殺機関を用いて平和を維持しているこの国は歪んでいる、正してくれ、みたいな使命を与えたりするんかな。もしそうなら横暴な正義の押し付けだと感じてしまうけど。

☆彡☆彡☆彡☆彡

マジでどう転ぶかわかんない、あと2話注視したいと思います。

以上。
おわり。